・・・14人の住宅作家と建築屋が本音で語る家づくり・・・
 
▼ 2007.09.09 Sunday:本当のバリアフリー
父は高齢に加えて大病を患ったこともあり、同年代の楽天の野村監督に比べると、かなり老齢に見えます。
足が弱っているので外出時は車椅子。
そんな父が「死ぬ前に家族で温泉に行きたい」と言い出し、まだ死んでしまうとは思えないけど、今行かないと後で後悔するような気がして、一念発起、家族で箱根に一泊旅行しました。

道中、痛感したこと。
健康な私たちには何でもない「段差」が、車椅子には致命傷なのです。
1段ならなんとか持ち上げて進めますが、2段になるともうアウト。
女性の力では動かせません。
それからスロープ。バリアフリー化で無理矢理後から加工したと思われるスロープは角度が急すぎて、とても上がれませんでした。
今まで何も感じなかった、そんな段差やスロープにいちいち苦労の連続。
改めて身体の不自由な方が普段どれほど苦労されているか、痛感したのでした。

それでも、駅員さんやホテルのスタッフの方々は本当に親切で、丁寧な対応に頭が下がりました。
改札口を通る際に、付き添ってホームまでエレベーターで連れていって下さり、電車に乗る時には板を敷いて、乗せて下さいます。
降車駅にはちゃんと事前に連絡して下さり、到着すると駅員さんが板を持って待っていて下さいます。
ホテルでも、お部屋まで車椅子を押して、丁寧に館内を案内して頂きました。

さて、どうせなら、かの有名な宮ノ下の「富士屋ホテル」に行きたいところですが、私の経済状況により、同じ富士屋ホテルチェーンの別のホテルへ。
「畳の部屋がいいけど、寝るときはベッドがいい」という超わがままな父の要望に応え、「和洋室」を予約しました。
広くて明るくて清潔で、とてもいいお部屋でした。
お料理も和食の会席料理を頂きましたが、歯があまりない父のために、食べやすく調理して頂き、家族全員大満足でした。

母や私にとっては、旅行したんだか介護しに行ったんだか、よく分からない2日間でしたし、父も慣れない旅行に疲れた様子でしたが、「来年もまた行きたい!」と、父にも母にも妹にも笑顔で言われて、ホッと安堵。
よし!次回は憧れの「富士屋ホテル」に泊まれるように、頑張って貯金しよう!

写真は露天風呂。「じゃらん」さんのサイトから拝借しました。

(静岡の渡邉社長様に「武田さんもブログ書いたら?」と言って頂いたのが嬉しくて、ちゃっかり投稿させて頂きました♪)


Posted 16:42|No.247|川添道彦よりcomments(6)
 街の中のバリアフリー、家の中のバリアフリー、温熱環境のバリアフリー,etec・・・。
 でも一番大切なバリアフリーは人と人のバリアフリーですね。
とても良い話を聞きました。
by 清水 09/09(18:59) 削除
読んでいて、『ホッ』とするいいお話を聞きました。
武田さん、是非またBLOG書いてくださいね!
楽しみにしています。
by 渡辺泰敏 09/10(10:44) 削除
確かに、確かに、ホットした気分とともに、身体を不自由にしている私の両親を思い出し、ちょっと鼻の奥が熱くなりました。
by 株式会社松岡建築設計事務所 渡邉松男 09/10(11:29) 削除
清水社長へ。
その節は1日有休を頂き、ありがとうございました・・・(笑)。
住宅の取材などでも何気なく「バリアフリー」という言葉を使っていますが、完璧なバリアフリーなんてきっと不可能なんですね。
それよりも、助けて下さる周りの人々の配慮が、本当のバリアフリーにつながるんだな、といい経験を致しました。
by 事務局 武田 09/10(11:59) 削除
静岡の渡邉社長さま。
お言葉に甘えて(調子にのって?)ブログに参戦させて頂きました。
でも言葉を選びながら、表現方法を考えながら、うまく文章を書くのって、本当に難しいですね・・・。
会員の皆様の文才に、改めて尊敬致しました。
by 事務局 武田 09/10(12:01) 削除
新潟の渡邉社長さま。
本当に、こういう苦労は経験したかたにしか分かりませんよね。
私は普段東京で気ままにひとり暮らしをしていますが、日頃の母の苦労を思うと、胸が痛みます・・・。
旅行に大満足した父は、「今度は甲子園に阪神の応援に行きたい!」などと調子にのって言っているそうで、母が困っておりました。
神宮球場ならなんとか行けるんですけどね・・・。
(父は半世紀以上、熱烈虎ファンを続けており、旅行にも阪神タイガースの野球帽をかぶっていきました。)
by 事務局 武田 09/10(12:04) 削除
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▼ 2007.10.03 Wednesday:鳩のたまご
有り金はたいて、その上住宅ローンも組んで、自分で購入した東京都内の新築マンション。
お引越しして1年が過ぎました。それまで実家で気楽に暮らしていた私にとって、ひとり暮らしは電球の交換ひとつでも大仕事。
「何でもやってくれるダンナ様がいる女性が超うらやましい」毎日です。

そんなある日のできごと。
小さなバルコニーでハーブの鉢植えを育てていて、毎朝水やりをするのですが、ここ数日小枝が落ちているのです。
「鳥が運んでくるのかな?」とのんきに片付けていたのですが、今朝は鳥の羽も落ちていました。
「む?」と思いながら、何気なく私の身長より高い所にある、ガス給湯器の室外機(壁掛式)の上を見たら!!!

・・・鳩がいました。それもかなり大きくてデブな。

そうです。小枝を集めて巣を作ってしまっていたのです。
目があった瞬間、硬直して声も出ませんでした。

とりあえず鳩を物干し竿で追い払って、脚立によじ登って室外機の上を見たら、たまごがありました。
小さくてかわいいたまごが2つ。

少し離れた電線では、先ほどの鳩がこちらをにらんでいます。
「あんたは子供産んだことがないから、母親の気持ちがわからないのよ。」
「苦労して産んだのに・・・私のたまごを返して!」
・・・というものすごい怨念を感じます。

でもここに巣を作られて居座られて、毎日ウンチをされても困るので、ものすごい罪悪感に苛まれながら、枝とたまごを片付けました。

ごめんなさい。ごめんなさい。鳩さん。
次は、こんな都会の環境の悪いところで出産しないで、どうか緑豊かな環境でたまごを産んでね。

Posted 12:00|No.301|川添道彦よりcomments(0)
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▼ 2007.10.29 Monday:新メンバーのご紹介
福井県で「本当の家づくり」を実践されている、浜田肇一氏(濱田建設株式会社・専務取締役)が「つくり手の会」のメンバーに加わりました。
これからこのブログ内でも活躍して下さることと思います。(ひそかにプレッシャーをかけていたりして♪)
皆様、どうぞよろしくお願い致します。
Posted 19:27|No.337|川添道彦よりcomments(0)
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▼ 2007.11.10 Saturday:美しい日本語
女性は素敵な声の男性に弱いです。
つくり手の会の皆様は、渋くて魅力的な声のかたばかりで、時折電話でお話させて頂くと、思わず興奮・・・いえ、緊張致します。

先日、社長のご配慮で、とあるセミナーに行かせて頂きました。
大変人気のある先生の講義のため、大きな会場はぎっしり満席。
講義内容は盛りだくさんで、先生の話術も素晴らしく、非常に勉強になりました。

ただ、この先生、発音がとっても個性的なのです。
2日間、気になって気になって仕方ありませんでした・・・。

「すぉ〜ではなくぅ〜、」 (正:「そうではなく、」)
「ぬわ〜いんですよおぅ〜」 (正:「ないんですよ。」)

変な鼻濁音を中途半端に効かせるのがお好きなのか?
英語がご堪能でそれをアピールすべく、英語の発音を無理矢理日本語に取り入れていらっしゃるのか?

私の想像(妄想?)は膨らむばかり。

きっと先生は、受講者を飽きさせないために、不本意ながらわざと奇妙な発音をなさっているのかもしれませんね。
そうだとしたら、ありがたいことです。感謝しなければなりません。

でも、この先生はとても人気があり、受講者への影響力は多大だと思われます。
「先生のようになりたい!」と思う受講者は、この奇妙な発音まで真似して、変な日本語を話す人が増加してしまうのではないかと心配で心配で夜も眠れません・・・。

ベストセラー「国家の品格」に、「英語をぺらぺら話す割には、母国語である日本語がきちんと話せない日本人は、外国人から安っぽく見られる」といったようなことが書かれてありました。
大勢の前でお話をなさる先生は、正しい日本語を使ってほしいと心から思います。

つくり手の会の皆様が、いつも素敵な声で丁寧にお話をなさるのは、きっと言葉を大切になさっているからですね。
そんな心意気が「本当の家づくり」にもつながっているのだと思っています。

Posted 10:05|No.354|川添道彦よりcomments(0)
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「つくり手の会」のメンバーです。「本当の家づくり」を本音で語ります。
(2016年2月2日撮影)