朝、テレビみてたら、
ビートルズ来日記者会見を行った
日本初の外資系ホテル(当時は東京ヒルトンホテル)が建替えられて生まれ変わったとのこと
1963年(私が生まれた年)の6月にオープン2006年11月
老朽化のため営業を停止
建替えられた
今日から新しい建物で営業するらしい。
当時の最新技術で建てられた鉄筋コンクリート建築がわずか
43年で壊されると言う事実に
私は
『またか、、、、』と
ちなみに、私がよく利用する
幡 繁さん(構造設計)の名作『赤坂プリンスホテル』(丹下健三設計)も
2011年3月で閉館するとのこと
赤坂プリンスは1983年の建築なので
わずか28年の生涯。
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)の現在では最も強いと言われている
構造が28年の生涯で建替えられる事実。
横に立つ赤坂プリンスホテル休館は1930年の建築
(旧朝鮮王朝の邸宅として建てられた)
こちらは保存されるようです。
まあ、商業建築と住宅とでは一概に比較できないのですが、、、、。
商業建築は、競争力を失うと
存在する意味が無くなってしまいますから、、、、。
ちなみに、建築基準法が担保している
構造は26年〜30年と言うのも事実。
住宅が平均26年で壊されているのも事実。
ある人から言わせれば
『日本の都市ほど活気のあるところはない!』
つまり、新旧の建築が入り混じって常に変化が起こっている
それもそうだと思う。
ヨーロッパなどに行くと
特にイタリアなど
町のあらゆるところに遺跡があり
遺跡に住んでいると言う感じ。
保存、保存で新しい建築などほとんどない。
その結果、若者に仕事がなく、町の治安はものすごく悪い
人々は既得権益にすがりつき
貧富の差はものすごい。
ある人に言わせると
『ふるい建築のない町は故郷の無いのと同じ』
それもわかる。
古い建築のある、京都や奈良町にいくと
なぜか、懐かしい印象がする。
しかし、東京や大阪、名古屋、バンコクやシンガポールに行くと
古いものと新しいものが入り乱れている
ものすごくダイナミックな感じがする。
建築をするものにとってはいつも考えさせられることなのです。
独り言でした。
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