投稿時間:2009/8/21(金)16:00
投稿者名:管理人
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タイトル: 突きか蹴りかと

突きが来るか、蹴りが来るか、右か左か、上か中、下か?

実際に対手の攻撃を捌こうとすると、瞬間的に見切るのが大変である。
見切ろうと集中すればするほど、フェイントに引っ掛かってしまうことにも
なる。

実戦ではコンビネーションブローを仕掛けている暇はなく、一撃で制圧する
必要がある。
初期の総合格闘技の試合で、グレーシー柔術に打撃系統の選手が連敗したの
は、近代打撃がコンビネーションブローで設計されていた為でもある。
それ故に那覇手と首里手の伝統空手では、一打必倒の設計となっている。

首里手の突きや蹴りは、正中線(自分の体軸)そのものを体当たりの要領で
叩き付けるようにして行う。だからこそ必殺の破壊力がある。

よって突きや蹴りを捌くには、対手の正中線そのものを避ければ良いのだ。
何も迷うことはなく、大げさに言えば対手の手足(突き蹴り)を見る必要す
らない。

問題はルールなどによるシチュエーションの違いだ。
違いを理解することにより、不利を補う必要も出てくる。