投稿時間:2009/1/20(火)22:31
投稿者名:管理人
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タイトル: 現状では

>五十二歩様

剛柔会の会派型と全空連の指定型では、同じ那覇手型でもかなり違いがあり
ますね。
昔はそんなに変わらなかったのですが、年々変わってきて今ではまるで別物
です。
剛柔会(全日本空手道剛柔会)は連盟剛柔(全日本空手道連盟剛柔会)と違
って全空連に加盟していないので、連盟剛柔の型が指定型として採用される
のは仕方ないのでしょうが、剛柔会傘下団体としては少々困った問題が出て
きます。

競技大会への参加を鑑みて、殆どの剛柔流の道場では指定型を指導していま
すし、剛柔会の大会でも指定型を認めざるを得ない状況になっています。
当支部では、型の分解や解裁を行っているのですが、指定型だと「解きと結
びとの原理」を用いて解釈しようとすると矛盾点が出てきてしまい中々うま
くいかないため、会派型を用いています。

その為、同じ一友会でも他支部と異なってしまい、大会にも出れないジレン
マを抱えておりますが・・・。
私が担当していた全ての支部ですが、青少年会員の大会参加を推進すべく、
昨年末に他の師範に担当を交代して貰う運びとなりました。
やはり、型が違うというのは大問題だったので。

今では、剛柔会傘下団体の師範でも会派型の経験がない場合も多く、両者の
違いの認識がないことも多くあります。
そのため、それについての説明が不十分となることもあり、今日の混乱の一
因となっているようです。
指導を受けられる側のお気持ち、十分にご推察致します。
道場側でもしっかりとした説明が必要ですね。

型の違いも割り切ってしまえば、それまでなのでしょうね。
競技大会の面からみて確かに統一型は必要不可欠ですが、剛柔会関係者とし
ては少々残念な気もします。
両方を稽古して両立させれば、それぞれに対応できるのでしょうが、如何せ
ん稽古時間が足りませぬ。
無念!