投稿時間:2007/5/10(木)09:53
投稿者名:景虎
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タイトル: 柔術の発生と経緯について

初めまして、景虎と申します。
私は空手家ではありませんが、こちらのサイトは、武術、武道系のサイトの
中でも非常に充実していて興味深く拝見させていただきました。
ただ、「柔術の発生と経緯について」の中に、気になる部分があったので、
書き込みさせていただきます。

それは、「武備志」です。
実は、「武備志」は二種類あり、一つは白鶴拳の「武備志」。もう一つは明
の時代に作られた軍事百科全書としての「武備志」です。江戸時代に日本で
読まれたのは、後者の「武備志」だとか。

面白い事に、後者の「武備志」には、日本の古流剣術である「影流」の伝書
が収録されています。倭寇と戦った戚継光という明の武将が、戦場で入手し
た為に、収録されたようです。

この戚継光という人は、倭寇の日本剣術に苦戦したために、部下に日本刀を
持たせたりしたとか。
詳しくは、「対談 秘伝剣術 極意刀術」(笠尾恭二 平上信行 共著 B
ABジャパン発行)という本に書いてあります。

この本は、日本武術史と中国武術史の研究家の対談本なので、色々と勉強に
なりました。よろしければ、参考にしてみてください。