投稿時間:2007/3/11(日)20:34
投稿者名:早突多蹴
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タイトル: “武道”の海外の扱われ方について


テルさん、こんにちは。
今回は剣術系の動画として、微妙に面白かったです。
空手道より剣道を先に嗜んだ早突多蹴としては、興味津々でした。

それにしても、外国人の方がモデルの場合、
武道をしている外国人は、日本人っぽいですね。
顔の表情といい、仕草といい。
前世や過去世は、日本人の武士?と思わせるような感じで。

しかし、琴のBGMが流れるシチュエーションでの演舞を見ていると、
もはや、日本文化紹介コーナーの、国際交流基金風味で、
見ていて、少々、気恥ずかしい。

たまたま、その外国人にとっては、
好みの種目が日本の武道だったということと、
他の例えば、社交ダンスを習うこととの違いはどう?
剣術系で言えば、「何故、フェンシングをやらないの?」と、
私は聞きたいくらい。
ですか、武道を選ぶ外国人というのは、
一般の日本人より、明らかに日本の文化・風土に興味があるということかも。

武術・武道の日本国内での伝播の差と外国に広がるイメージというのは、
どうなのでしょうか?
「武術・武道」は、日本の立派な文化財。
この解釈・理解は、どのように世界に広がっていくのか?
世界には、“正確さ”など、意味がないのか?
そもそも、武道の正確さとは、何か?

現代では、日本人が普段着にしない稽古着を着て
熱心に剣道・柔道・空手道・合気道他の稽古をしていても、
武道に関心のない日本国内に住む日本人として、
馴染みはあるけれど、「へぇ〜、やっているんだ〜」くらいの扱い。
武道の稽古着は、スポーツ種目のユニフォームだとして、
これほど、日本文化を醸し出す衣類も少ないのでは?

日本人だから、正確に武道を表現できるとは思っておりませんが、
ネイティブとしての責任というか、自覚は持ちつつ、
稽古をし、武道仲間の外国人に対処し、
海外旅行をしたいと思う早突多蹴です。

by 成年の主張