寺島先生、ご無沙汰をしております。 3ヶ月前に空手の稽古中に、左脚の袋脛の筋肉を断裂する怪我をしてしま い、約2ヶ月間「松葉杖」の生活を強いられておりました。やっと歩行にも 不自由を感じず、今はテーピングで固めているだけです。先週末より空手の 稽古に復帰し、リハビリを兼ねてそろり&そろりと試運転中ですが、大変面 白い事に気が付きました。私は運動音痴の癖に力む癖があり、空手でも上半 身に力が入ってしまったり、運足では思いっきり前後の脚で床を踏み込み、 その勢いで順突き・追い突きを出していました(バタバタした運足です)。 それが復帰後の初移動稽古では、前屈立ちから(左脚前、右脚後ろ)の右前 屈立ち(右脚前、左脚後ろ)に移行しての順突きや、逆突きをする際、踏み 込み時に怪我をした左軸脚の袋脛の筋肉に負荷がかかり、怪我をした光景や 感覚が甦り、怖くて力を入れられません・・・特につま先(上足底)に瞬間 重心と前進する為の力がかかった時に、また筋肉の断裂する“バン!”と言 う音が聞こえて来そうで、左軸足に力を溜め且つ伸び切る動作に「制御」が 掛かるようになってしまいました。結果、どうして移動・運足するか!? そうなんです!力をかけ踏み込む移動から、「足首の関節と筋肉を緩め、自 然と膝が緩み、前傾し出した作用で後ろ脚が前に進む」移動のし方を、体が 選びました。特に右後ろ脚の移動速度は、力を込めて『速いスピードで寄せ て、踏み込んで!』を意識していた時より、自然に前へ進んでいるように感 じます。組み手でも入り身が速くなったように感じました。面白いものだな ぁ・・と思っております。 押忍! |