投稿時間:2006/12/9(土)10:04
投稿者名:松涛舘:堤
Eメール:tsutsumi@k-and-w.co.jp
URL :http://www.k-and-w.co.jp/
タイトル: ☆怪我の功名

寺島先生、ご無沙汰をしております。
3ヶ月前に空手の稽古中に、左脚の袋脛の筋肉を断裂する怪我をしてしま
い、約2ヶ月間「松葉杖」の生活を強いられておりました。やっと歩行にも
不自由を感じず、今はテーピングで固めているだけです。先週末より空手の
稽古に復帰し、リハビリを兼ねてそろり&そろりと試運転中ですが、大変面
白い事に気が付きました。私は運動音痴の癖に力む癖があり、空手でも上半
身に力が入ってしまったり、運足では思いっきり前後の脚で床を踏み込み、
その勢いで順突き・追い突きを出していました(バタバタした運足です)。
それが復帰後の初移動稽古では、前屈立ちから(左脚前、右脚後ろ)の右前
屈立ち(右脚前、左脚後ろ)に移行しての順突きや、逆突きをする際、踏み
込み時に怪我をした左軸脚の袋脛の筋肉に負荷がかかり、怪我をした光景や
感覚が甦り、怖くて力を入れられません・・・特につま先(上足底)に瞬間
重心と前進する為の力がかかった時に、また筋肉の断裂する“バン!”と言
う音が聞こえて来そうで、左軸足に力を溜め且つ伸び切る動作に「制御」が
掛かるようになってしまいました。結果、どうして移動・運足するか!?
そうなんです!力をかけ踏み込む移動から、「足首の関節と筋肉を緩め、自
然と膝が緩み、前傾し出した作用で後ろ脚が前に進む」移動のし方を、体が
選びました。特に右後ろ脚の移動速度は、力を込めて『速いスピードで寄せ
て、踏み込んで!』を意識していた時より、自然に前へ進んでいるように感
じます。組み手でも入り身が速くなったように感じました。面白いものだな
ぁ・・と思っております。                  押忍!