投稿時間:2006/11/28(火)12:38
投稿者名:管理人
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タイトル: 安全性の確保

お久しぶりです、お元気でしょうか。

ご投稿有難うございます。ボクシングなど格闘競技では安全確保の為のルー
ル作りが重要となります。元々は殺傷目的の格闘術を競技として行うわけで
すので、安全なルールは必要不可欠といえましょう。
ご指摘の通り、条件が限定されてこそ昇華する技術も往々にしてあるわけで
す。

追い突きとなると強烈な歩み足が必要となりますが、蹴りの強化がこれにつ
ながります。
強烈な蹴りがあるから最強の突きが生まれる。最強の突きがあるから蹴りが
無用となる。古来「沖縄空手に蹴りは無い」ともいわれますが、この意味で
はないかと推察します。
ボクシングでは、特に「追い突き禁止」とは聞きませんので、蹴りが無いこ
とにより追い突きが生まれ難いのかも知れません。

完成した追い突きでは、スーパーセーフを使用したとしても無意味に近く、
死亡または重症は必死です。また上段と中段の突きでは、立ち方も運足も戦
術も全てが別物ですので、部位変更による対策も無意味となります。昨今の
全空連などの寸止めルールは当然のことでしょう。

段階毎の稽古方法は必要としても、「武道は競技とは一線を画すべき」との
意見も、成る程と考えさせられてしまいます。