お久しぶりです、お元気でしょうか。
ご投稿有難うございます。ボクシングなど格闘競技では安全確保の為のルー ル作りが重要となります。元々は殺傷目的の格闘術を競技として行うわけで すので、安全なルールは必要不可欠といえましょう。 ご指摘の通り、条件が限定されてこそ昇華する技術も往々にしてあるわけで す。
追い突きとなると強烈な歩み足が必要となりますが、蹴りの強化がこれにつ ながります。 強烈な蹴りがあるから最強の突きが生まれる。最強の突きがあるから蹴りが 無用となる。古来「沖縄空手に蹴りは無い」ともいわれますが、この意味で はないかと推察します。 ボクシングでは、特に「追い突き禁止」とは聞きませんので、蹴りが無いこ とにより追い突きが生まれ難いのかも知れません。
完成した追い突きでは、スーパーセーフを使用したとしても無意味に近く、 死亡または重症は必死です。また上段と中段の突きでは、立ち方も運足も戦 術も全てが別物ですので、部位変更による対策も無意味となります。昨今の 全空連などの寸止めルールは当然のことでしょう。
段階毎の稽古方法は必要としても、「武道は競技とは一線を画すべき」との 意見も、成る程と考えさせられてしまいます。 |