・・・14人の住宅作家と建築屋が本音で語る家づくり・・・
 
▼ 2007.10.21 Sunday:「Afternoon tea Vol2」
席につくなり、学生風アルバイトのウェートレスはすぐさま注文を取りにきた。

「コーヒー二つ。」

「はい、コーヒーを二つですね。」

ここでやりとりが終われば、「えっ?」という不快に襲われることはなかった。

気持ちよくコーヒーを嗜みながら、しばしの会話を普通に楽しみ、普通にコーヒー代を支払い、その店のことが記憶に残ることも無かったはずであった。

しかし、あろうことか次にそのウェートレスから告げられた一言はに耳を疑わざるを得なかったのだ。

「店内が混みあいましたら、二人がけの席に移動して戴くかもしれませんが・・・」

この言葉が発せられるまでを、一瞬で振り返っただけでも矛盾が生じる。

1.店の入り口で「お好きな席にどうぞ!」と言われた。

2.店内はガラガラである。

3.お昼時のビジネス街のランチを食べに来ているんじゃないはずである。

4.店の雰囲気から、そんなに長居するつもりは無かった
 
その一言に「えっ?」と心の中で動揺しながら、次にどうして良い分からず、躊躇する自分がいる。そして沈黙・・・・。

 その沈黙は数秒にも、数十秒に感じられたが、
「わかりました。では注文は結構ですので、店を出ることにします。」

 一度落ち着きかけた席を後にして、そのお店を後にすることにした。
 背後から、聞こえた「ありがとうございました。」という店員の挨拶にもはや感情はなかった。

 結局、隣にあったAfternoon teaに入ることを決めた。

先ほどの「えっ?」という動揺を引きずりながら、開放的な店内へ入るや否や、レジで他の客の会計をしていたウェートレスが、一言声をかけてくれた。

「今すぐ席にご案内します!」

とても歯切れの良い対応に、先ほどまでの「えっ?」は吹っ飛んでしまった。

 結局、瞬時の対応だけで、Afternoon teaで過ごした数十分は心地よいものとなった。                                 (終り)


都会の暮らしに調和する住まいを創造する参創ハウテックのHPは
                      http://www.juutaku.co.jp/



Posted 20:45|No.325|清水康弘よりcomments(0)
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▼ 2007.10.22 Monday:タイサンチクの悲鳴
キュ・キュ・キュー 竹が鳴いている キュ・キュ・キュー 竹が叫んでるキュ・キュ・キュー 誰おー・・・・スパイダースの歌ではありません(笑)

昨日休日であったので、午後に打合せが一件あっただけで15:30頃帰宅した。室内にいると聞き慣れない音が時々するのに気づいた。家族に聞くとかなり前からしているとの事。中庭に出て観察してみるとタイサンチクの枝葉が風に揺られてガラスに接触した時に音が出ていることに気づいた。まるで動物が鳴いているような音だ。孟宗竹等の鳴き音は竹林で聞いた事はあったが、タイサンチクの鳴き声は、初めて聞いた。

かわいそうなので応急処置をする事にした。2Fのティルト&ターンの窓から身を乗り出して上から届く範囲の枝葉を切断し、下から家庭用の4尺アルミ脚立の最上部につま先立ちに立って作業が出来る範囲の枝葉を落とした。本当はもう少し上部のボリュームを間引きしてやるのと中央の飛び出してる枝を切断したかったのだが、これ以上やるには本格的な足場が必要と思い仮作業としましたが鳴き声はしなくなりました
他の植物は、風であおられても、風切り音と擦れる摩擦音はするけれども、鳴き声を上げるのは竹類だけであろう。
タイサンチクも悲鳴を上げるということを学習した。
Posted 17:37|No.326|清水康弘よりcomments(0)
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▼ 2007.10.23 Tuesday: 金箔貼りの○○○○○○○
とあるアジアンレストランです。
『VIP席』と名付けられた少人数用の貸し切り席と 通常の客席との間に池があって
その池にブリッジが掛かっています。
一般客席側から見える金箔貼りの壁面に、池の水を循環させる吐水口が取り付いていて
仏像に水が掛かる仕組み。
金箔壁面の下地はなんと、イタリアの水の都ベネチアの小島ムラノ島のガラスモザイクであります!

実は、設計者がムラノ島を訪れたときに現物を見て来ていたのですが、
どんな用途の建築でもなかなか予算が“ドンピシャに合いました〜”なんて事は まずない筈。
少なくても私は一度もございません。(自慢できる話ではないですが・・)
ガラスモザイクは、今までにもかなりの数で商業施設を中心に住宅でも使用してきて、
その中で金粉混入とかプラチナ混入とかは使用したことはありましたが
金箔貼りは全く経験がありませんでした。
イメージとして、金沢などで見学した物しか思い浮かばなかった私。。。

VEの最中に施工者側として、
「金箔貼りなら別にベネチアンガラスモザイクでなくてもよいのではないでしょうか?フレキシブルボード、あるいはステンレスパネルに金箔を貼ることで如何でしょう?」
と申しあげても設計者は頑として首を立てに振らない。
自分は実物を見ている。貴男も実物を見れば解るの一点張りでございました。
結局請け負け業は建築家に負けてしまい、他の部分でコストダウンして
イタリアより輸入する事となりました。。。

さて。完成したそれを見たときは、金額は高かったけれども
使用してよかったと思いました。(完敗です)

写真では解りづらいかもしれませんが、実物の表情は素晴らしい。
薄い金箔を貼っていると言うより下地のガラスモザイクから発光しているようにも見えますし、
その一枚一枚の形状・大きさなどのバランスが見事なのです。

さすが、デザイン王国イタリア製です。
Posted 18:32|No.328|清水康弘よりcomments(0)
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▼ 2007.10.24 Wednesday:庭師とグラスアート作家のコラボ
昨日のアジアンレストランのentへのアプローチデッキの奥にそれはある。正面の壁面の丸窓は、グラスアート作家が創ったステンドガラス。
コラボレートしたものは下部にあります。
一番底は浅い水盤になっていて周囲には水草等が植えられ中央に外周はノミ跡が残った花崗岩の中央を庭師が半円にくりぬいた石が鎮座している。此処までは庭師の仕事。水鉢の中にグラスアート作家が創ったトゲトゲのガラスボールが挿入されて下部より水中照明をあてることによって円そのものが照明Boxになっている素敵なものです。

手前左手がお店の出入り口の木製自動扉で、内部にもウェイティングスペースがありますが、混雑しているときには右手にある杉材のベンチも活躍します。
このベンチと左手にあるスティール製の足下灯は、プロジェクトリーダーであり、全体のコーディネートと家具を担当したKさんの作品。すこしエッチ(炎のよう)な感じがするのだけどけっしていやらしくはないものです。
Posted 16:30|No.330|清水康弘よりcomments(0)
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▼ 2007.10.26 Friday:瓦マンのアート作品がある交流棟内観
先日の瓦マンのアート作品は、リートフェルトのジグザグ2脚の手前左手方向の突き当たりにあります。
さて、建築ですが、此方の建物は、機械室棟を除き、全てRCと木の混構造になっています。設計は大坂の大手事務所 昭○設計さんで施工は地元最大手の森○組さんで、弊社は設計者の指定により木関連の施工を担当しました。(主架構工事・下地/造作工事・木製建具・内装工事)
まず屋根面に3つの曲線(軒桁・棟・RC上部軒桁)が存在するのですが、同心円であればなんでもないのですが、円弧の中心点が全て異なっているので、結構難しかったです。
それとこの方向からは逆パースペクティブになっています。すなわち右手の集成材柱は、1スパン3.6m×11スパンあって、梁間方向寸法は一番奥で8.1m
写真には現れてませんが一番手前は5.4mとなっています。
従って小梁のスパンも天井ルーバーもフローリングも全て木軒桁の方へ拡がった多角形になるのです。施工図の枚数もかなりの枚数でしたし、二次元では解りにくい部分もあったため、三次元図や必要に応じて原寸のモックアップなども必要でした。
大変な面もありましたが、やり遂げたときの充実感は格別ですし、異なる円だからこそこの建築は美しいのです。
Posted 17:56|No.331|清水康弘よりcomments(0)
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▼ 2007.10.27 Saturday:交流棟外観
淡路島の公共建築の屋根材は規模に関わらず瓦と決まっています。(警察官派出所でも) 従って淡路産本葺き瓦です。昨日の話しで本葺きでしか施工できないこともあったと思いますが・・・
勾配は4寸、むくり3/100、軒の出1800、ケラバの出900と1800で、
軒先がアールになって放射状に葺かれている本葺き瓦は、美しいです。
外部デッキと雨落としの砂利ラインは、屋根円弧と同心円です。
木製サッシ(ヘーベシーベとFix)は多角形になっています。
Posted 16:57|No.332|清水康弘よりcomments(0)
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「つくり手の会」のメンバーです。「本当の家づくり」を本音で語ります。
(2016年2月2日撮影)