・・・14人の住宅作家と建築屋が本音で語る家づくり・・・
 
▼ 2007.10.13 Saturday:匠の技
本勝手4帖半切りの茶室の天井の平天井の部分を中央に楕円の孔を開けて和紙貼りとしたのだが、貼って頂ける表具師がなかなかいなかったのですが、高知県にいらっしゃいました。土佐和紙の柿渋紙で、素晴らしい仕事をして頂けました。また、写真正面の下地窓下部の壁腰張り部分は、阿波本藍染紙を貼ってもらっています。もちろんこの紙も障子貼り、茶道口の奉書紙張りもこの方にお願いしました。出来る方の仕事は、納まりが非常に美しい。我々つくり手は、職人さんがいらっしゃらなければ仕事が出来ません。今後共どうぞよろしくお願いします。

Posted 11:07|No.315|清水康弘よりcomments(1)
素晴らしいお茶室ですね。こんな素敵なお茶室でお茶を点てたら、どんなに美味しく頂けるだろう・・・と、思わず想像(妄想?)してしまいました。
「阿波本藍染紙」にも興味津々です。
戸田社長様、本当にいつも素敵なお家をつくっていらっしゃいますね。
by 事務局 武田 10/14(17:02) 削除
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▼ 2007.10.13 Saturday:庭師のアート作品
内科医院の本棟と車庫棟の間の奥のスペースで、庭師さんは、此処は、池を創りましょうと現場に初めて来られたときに言っていたのですが、どんなものが出来るのかと楽しみにしていたら、やってくれました。
この小さなスペースが非常に楽しい場所になりました。
底は砂利の洗い出しで、一枚の自立する石から吐水口が出て同材のくりぬいた石の水盤で受けてそこから水が溢れて、池に落ちる仕組みで、何処にでもあるような仕組みですが、その形状・素材感・大きさのバランスが実に素晴らしい。一枚石の背面に循環ポンプや配管等が上手に隠されていますし、左手奥の柱石の存在も見事です。
カメラを持っていなかった為、携帯で夜撮影したのでボケていて申し訳ないのですが、作品は素晴らしいです。
Posted 11:26|No.316|清水康弘よりcomments(0)
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▼ 2007.10.15 Monday:「Afternoon tea Vol1」
 先日、所用で東京丸の内の通称ブランド通り界隈にでかけた。

打合せのため、通りに面したビルの地下にあるcafeを探していたところ、丁度良い具合に「Aコーヒー系列の喫茶店」と「Afternoon tea」の二軒を見つけた。

 まず最初に小洒落たafternoon teaに入ろうとしたが、店の中が混雑していたことと、あまりにも若い女性客が多かったことにおじさんは気後れしてしまい、Aコーヒー系列の喫茶店へ入ってしまった。

 
この判断が、誤りのもとになることを知る由もなかった・・・(大袈裟!)

 
 まず、店の中へ入ると30過ぎの男性ウエーターが声をかけてきた。
「禁煙席ですか?それとも喫煙席ですか?」
「一段上がったスペースが喫煙席で、周囲の下がったところが禁煙席です。空いている席へどうぞ。」
 
 店自体はガラガラであるが、その問いかけ自体に

「えっ?」

という具合に条件反射的に、体が反応する。

 その理由は、・・・・


店中にタバコの煙が充満し、店で決めているエリア自体が既に無味乾燥の状態なのだ。

 一瞬、afternoon teaに引き返そうと過ったが、「男が一度決心したことである。」
 とりあえず、席について落着こうと決めた。

 その直後にお冷を運んできたウエートレスが発した言葉で、

「えっ?」という、条件反射が現実味を帯びることになる。

                               〈vol2へ続く〉   


都会の暮らしに調和する住まいを創造する参創ハウテックのHPは
                      http://www.juutaku.co.jp/

Posted 18:51|No.320|清水康弘よりcomments(0)
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▼ 2007.10.16 Tuesday:匠の技-2
我家の2Fの天井板のディティールである。一枚の木板を主構造体より
浮遊させたいという想いが強くあったので、天井というよりは屋根の最下部という方が正しいかもしれない。1/10の勾配の角スリバチの中心がスクェアーに切り取られているのだが、入隅で二次元なら45°の単純な留め加工で澄むのだが、4°の角度が付くので、仕上げ材のレッドパインのフローリングの切断面は4.2m/m傾斜させて切断して下部より一枚ずつ貼り合わせて行かなければならないので、とても手間の掛かる
根気のいる仕事である。4周共何処にも逃げが存在しないので、図面を書いたり(私は単にスケッチするだけだが)口で言うのはかんたんだが
やる人は本当に大変であると思いますが、泣き言は一度も出なかった素晴らしい大工さんである。ミニマムディティール(線を消す)は、実に人手が掛かります。ただ自分としては大好きです。
優秀な職人さんがいるから出来る仕事です。もちろん今回のは自宅ですが、工業製品を購入するような感覚ではなく、ご自身も一緒に創ってゆくと思って頂けるお客様がいらっしゃるから、何とか仕事になってます。・・・感謝いたしております。(合掌)

PS:写真はスリットが入って隙間があるように見えるかもしれませんが
   撮影の時の湿度がかなり低かったんだと思います。

Posted 18:53|No.321|清水康弘よりcomments(0)
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▼ 2007.10.18 Thursday:ドイツ人の厳格さ
Audiのディーラーです。非常に厳格なるCI・CDマニュアルによって基本計画を進めて行かなければならないのだが、重要な部分は、日本のデザインコンサルタントを介してドイツのチーフデザイナーのOKをもらわなければ事が前に進まない。台風銀座であり、車寄せ等があった方がよいのではと主張したがNGの連発となってしまいました。ずいぶん米国人とは違うなと思った。(当たり前か)
外壁材は、アルミ横溝材ということになっています。ディティールは自由に決めさせてもらった。凹凸のある材を使用するときは、コーキングが表に出てしまうと非常に醜いものになるので、大抵、一度不燃版で水仕舞を完了させて、化粧材としてアルミスパンドレールを張っています。
見え掛かり上は、笠木はアルミFBの6ミリだけが見え、出隅はSUSのL型鋼を入隅型に使用し、ジョイント部は、SUSのチャンネル鋼を底目地的に使用して全てオープンジョイントと見えることを意図しています。
サインの大きさも大中小とあって建物の大きさに合わせて使用できると思うのですが、メーカーはサインは大きくと言います。(認知という点では気持ちは解る)ただ、バランス的にはネームプレートとパイロンサインはカブンス状態(洗練されたモダンデザインのAudiでも建物サインは別)

救いは、レセプションの時に当時のメーカーの社長が到着した時にすぐ
パーフェクト・ファインと言ってくれたときは嬉しかったです。

最近、別の場所で、もしかするとご依頼があるかもしれません。

Posted 19:10|No.323|清水康弘よりcomments(0)
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▼ 2007.10.20 Saturday:排煙窓の処理
内部はプランレイアウトのチェックと使用部材の指定があるだけだった。
車輌展示スペースは、高天井としてその他の部分は低い天井したが、
あの悩ましい排煙窓をどう処理するかが問題であった。
低天井部分の先端は2つの決められたアールが交差して先端にメープル材のルーバーの取付が義務づけられているのとインフォメーションカウンターの上部は、一段下がった円形天井とすることが条件であった。
そこで低天井部分を立ち上がり壁より突き出させて一番奥の天井をスリットに切って照明Boxと空調のリターン口とし天井裏全体を空調のチャンバーBoxとして前面のルーバーより吹き出す事にした。
突き出した低天井によって高天井が取り付く奥の壁が暗くなるので上部に天井ルーバーを設けて屋根部分に壁を立ち上げ上部全体を
トップライトとした。昼間はトップライトからの光がルーバーによって柔らかく落ちることと、夜間は内部に連続したシームレスラインの照明が温かな色温度で照らします。排煙窓はこの立ち上がり部分に設けたことで内部からも外部からも見えなくすることが出来ました。
Posted 10:59|No.324|清水康弘よりcomments(0)
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「つくり手の会」のメンバーです。「本当の家づくり」を本音で語ります。
(2016年2月2日撮影)