・・・14人の住宅作家と建築屋が本音で語る家づくり・・・
 
▼ 2010.10.14 Thursday:新しい試み・・・・
急遽、
『新しく設計された
製品を試しにこいっ!』と
ある先生から招集がかかり、
栃木の下館に向かった。

鉄道では、始めての小山〜下館。
大宮から東北新幹線で小山下車。
小山から水戸線?で下館へ。

始めての移動パターン。
そして、なんだか新鮮な気持ちになった。

いつも同じ事の繰り返し。
そんななか、意識して新しい試みを進める事。
始めて訪れる土地、始めて乗る車両。
そして、始めて口にする郷土料理など・・・。
そんな体験が、少なからず設計に生かされる。
加えて、心身ともにフレッシュできる。

ほんの少し、立ち位置をかえるだけで
今まで見えなかったことが観えてくる。

そう思うと、出勤は少し遠回りしてみるとか?
絶対に着ないような洋服に身を包んでみるとか?
そうそう、女装なんかは、
周囲までもを一変できそうに思う!?

なんて、アホなことはコレくらいに・・・・。



Posted 06:50|No.1590|清水康弘よりcomments(0)
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▼ 2010.10.14 Thursday:「ビジネスパーソンに必要な学力」
 以前、同じ様なことをコラムに書いたことがありますが、工務店の仕事は近年すごく、難しくなってきました。

 コンプライアンス、ローンや保険などの金融のこと、メンタルのこと、インテリアのこと、家電や設備のこと、マーケティング知識、通信回線などのこと、国や地方自治体の補助金のこと、消防設備などのこと、不動産のこと、税金のこと。

 その中から、住宅建築に必要なことを抽出して、情報開示することを求められます。
 要するに知術のない住宅屋は必要なくなったのです。
 現にここ6、7年足らずで、通称ゼロイチ工務店(0〜1棟/年)を中心に5万社以上が消えてしまいました。

 ものづくりを磨き、理科的知識を研鑽し、設計力を向上させ、金融や法律を学び…。
 昔のように大工さんでは、家が建てられなくなってしまいました。

 日々進化を余儀なくされる家造りの仕事。
 依頼先を決める時は、選ぶ会社の知見も広さや深さを見極めてほしいものです。

 (画像は週1回開催している三上プロジェクトの議論風景)

Posted 10:55|No.1591|清水康弘よりcomments(0)
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▼ 2010.10.15 Friday:優雅な平屋建て
その平屋は、とても小さい。
絶対的な規模は、大きくないのだけれど
主が醸し出す空気感のようなものは、
そう、どこか悠々とした・・・・・。
高雅さのようなものを感じる。
そんな、こころのゆとりのようなものを
住まいとして、
表現できたらいいのにと思っていた。
もちろん、それが観る者に
そのように感じ取っていただくかは、
不安なところでもある。
しかし、自分自身としては
設計者としての思いは伝え、
表現できていると思う。
質素で、控えめ、
大きくはなく、静かに佇む。

さて、
チリでの勝利の報道で沸き返っている。
テレビや新聞報道を目にし、耳にするとき、
希望と勇気の尊さを改めて実感できた。
とくにこの度は、
『勇気』について学ぶ事ができた。
生還した方々やその家族、
救助や支援に携わった方々に
感謝をもって、敬意を表したい。
Posted 08:51|No.1592|清水康弘よりcomments(0)
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▼ 2010.10.16 Saturday:「小さな秋」
 数年前になりますが、娘が通学していた小学校で「家の近所で秋を見つけてくるように」という宿題が出され、ちょっとした手伝いをしたことがあります。

 子供と一緒に秋を見つけようと、近所の紅葉や落ち葉を捜しましたが、学校に提出できるほどの教材が集まらず、結局車で15分程度のところにある川口市のグリーンセンターへ出かけ、やっとの思いで松ぼっくりや栗、そして真っ赤に焼けたもみじの落ち葉などを集めて持ち帰り、親の面目を保ったのでした。

 親である私自身は、そこら中に季節感が転がっている北海道の大自然の中で育ったせいか、「秋を見つける」などと言った、いかにも都会的で高尚な宿題に向き合った経験がなく、「秋」という季節を表現する様々な名詞を捜すと言う行為に、少しばかり詩の世界を楽しむような清々しい気持ちになれたことを思い出しました。
 
 春から夏にはクロロフィル(緑葉素)の働きで、新鮮な緑の葉を湛え、朝夕の最低外気温が8℃を下回る季節には、カロテノイドが葉を黄色に染める。さらに5〜6℃以下に冷え込むことで、アントシニアンが活性化して葉を真っ赤に染め始めるのです。ちょうど11月初旬から下旬にかけて、幹の先端から赤・黄色・緑の三色を基本にした色とりどりのコントラストが、なんと言っても見事なのです。

 誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが 見つけた
 小さい秋 小さい秋 小さい秋 見つけた
 お部屋(へや)は北(きた)向(む)き くもりのガラス
 うつろな目(め)の色(いろ) 溶かしたミルク
 わずかな隙(すき)から 秋の風(かぜ)
 小さい秋 小さい秋 小さい秋 見つけた

 今から50年以上前の昭和30年に作詞作曲された有名な童謡「小さい秋」の二番の詩です。

 現在では北向きの部屋の窓の結露はペアガラスで解決しており、わずかな隙間風は気密を向上させた工法で、冬も省エネで暖かい家に生まれ変わってしまいました。

 この詩の語感から読み取れる当時の住宅事情。演歌の「心に吹く隙間風」なら未だしも、今ではまず詩になりえない「家の隙間風」。
 家の中からも情緒的な趣は減ってしまったのだと、あらためて納得してしまうのでした。

 ならばせめて、家の敷地内に季節を堪能できる植木を配置し、癒しを求めるのは住宅屋ゆえのおじさんの抵抗なのでしょうか。

Posted 10:20|No.1595|清水康弘よりcomments(0)
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▼ 2010.10.17 Sunday:秋らしい風景
昨日から山間の
研修施設(セミナーハウス)を
訪れている。
ある研修が目的だが、
宿題の設計エスキスも
その合間を縫って、
検討してみる。
木造三階建てや、
地下を含めた案も検討する。

その建物の周辺では、
少しだけヒンヤリとした空気に包まれた
美しい雑木林や、
少なくなった生き物を目にする事が出来る。

さて、出張での食事は、
追いつめられたような仕事から解放される一時となる。
だから、出来るだけその地方の産物を選ぶ。
また、出来るだけひなびたところか、
ちょっと、こだわりのあるお店を選択する。

そんな今回、ちょっと気になる事があった。

私より後に来た中年のご夫婦が、
横柄な態度でウェイトレスさんに接していた。
どうも、彼女の接客態度が気に入らないようだ。
また、お店のしつらえなどに不満があるらしかった。
そんな彼女は、しどろもどろで
なおさらに接客態度がぎこちなくなっていた。

傍らから観るこちらとしても、
どうにも居づらい雰囲気になってきた。
『いやな場面に出くわしてしまったものだ・・・・。』

ほどなく、そう、三十過ぎくらいの紳士と淑女が
私から一つ飛ばした隣席に腰掛け、
例の彼女にオーダーを告げていた。
両足を揃え、メニューを丁寧に扱い、
美しい微笑みで注文を伝えていた。
そして、ウェイトレスのあの彼女は、
素敵な笑みで、楽しそうに受け答えしていた。
また、それは、とても嬉しそうな姿だった。
同じように、紳士と淑女は、とても楽しそうだった。

こちらの態度次第で、享受できる幸せの瞬間は増幅する。
悪い態度で接すれば、相手も悪い態度で応えてしまう。
もちろん、笑顔で交わせば、幸せが微笑んでくる。

ちょっとした欠点やトラブルなどは、
ある意味ドラマであり、受け入れなければならない事でもある。
そして、どうせなら、
そんなかわいいトラブルを、楽しみたいものである。

出張では、思いがけない体験も
素敵な付録となって体感できる。
Posted 07:04|No.1596|清水康弘よりcomments(0)
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▼ 2010.10.18 Monday:「調布の地鎮祭」
 土曜日の東京は久しぶりに朝から良く晴れ、絶好の地鎮祭日和。
 調布の現場の地鎮祭に参列して参りました。

 京王線調布駅付近は、2年後に地下化を目指し、工事の真っ最中。
 電車が地下に潜れば、劇的に街並みも変わるのでしょうね。

 いつも思うのですが、家づくりを決断する理由は様々で、十人十色です。
 子育てだったり、親との同居だったり、離別だったり、結婚だったり、教育だったり・・・・。
 そう考えますと、やはり家というのは、長持ちさせて流通する仕組みをつくることが必要です。

 長持ちさせることに価値がある家。
 弊社の目指す方向です。

Posted 11:04|No.1597|清水康弘よりcomments(0)
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honne
「つくり手の会」のメンバーです。「本当の家づくり」を本音で語ります。
(2016年2月2日撮影)