・・・14人の住宅作家と建築屋が本音で語る家づくり・・・
 
▼ 2019.09.03 Tuesday:「軽井沢について思うこと」(連載 その4)
 因みに「ARPEGGIO(アルペジオ)」とはギターやピアノなどの奏法のひとつで分散和音、つまり和音をまとめて奏でるのではなく、一音一音順番に奏でるやり方で、読みの響きが心地よく、軽井沢の四季折々の季節感を醸し出すようでとても気に入っている。

 さて、軽井沢の平均気温は北海道の札幌とよく似ている。東京は温暖地だが、冬の軽井沢は北海道並みの極寒の地と言ってよい。

 森の中に佇む大開口部の別荘や、全面ガラス張りのデザイン。一見すると素晴らしいが、せいぜい1年のうち夏場の数カ月使えればましな建築物ばかりだ。つまり温熱環境がなっていないのだ。
 温熱環境を全く理解しようとしない建築家が設計した別荘は、人に優しくないばかりか、朽ち果てるのも早い。建物の中に入ると、かび臭いのは当たり前、築浅にもかかわらず、床が抜けそうなものや、天井に染みがあるような事例は少なくない。
 さらに冬場に無理して使おうものなら、燃費が悪すぎて、地球を温めているようなものだ。

 果たしてこんなことで良いのだろうか?
 別荘を持てるのは成功者の証だとすれば、成功した後も、知的に省エネにも貢献して頂きたいものだ。

Posted 13:49|No.3916|清水康弘よりcomments(0)
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honne
「つくり手の会」のメンバーです。「本当の家づくり」を本音で語ります。
(2016年2月2日撮影)