・・・14人の住宅作家と建築屋が本音で語る家づくり・・・
 
▼ 2008.10.29 Wednesday:米づくりと家づくり
兵庫県の丹波に、ご本人いわく新米農家(今年7回目の収穫)の藤田剛さんという方が居られます。
既に御存じの方も居られますが、無事竣工を迎えられた私からのお礼として、ささやかながら、その藤田農園で作られたお米を差し上げています。

丹波地方と言えば近畿有数の穀物の産地ですが、その中でも藤田さんの田んぼの上には、春はツバメが舞い、夏にはホタルが光り、秋にはトンボが飛びます。

「え〜っ、田舎の田んぼやから、当たり前やろ!」
・・・実は最近まで私もそう思っていました。


その藤田さんの田んぼで実った稲は、ちょうど収穫期を迎える頃になると大変です。
野生のシカに食べられ、イノシシに食べられ、人間が刈り取る前に野生動物たちに狙われてしまい、予定通りの収穫量がなかなか見込めません。

京都府の平均収穫量が、1反当たり(反:たん≒991.74平方メートル)、505キログラムなのに対して、藤田さんの田んぼは240キログラムと、半分にもなりません。

このように収穫量(生産性)が低いことを、当の藤田さんは仕方ないと思っていて、自然な農法による米づくりでこの程度の収穫量になることは、避けられないことだと思っているからです。
その自然な農法とは・・・

★農薬は一切不使用
 →合鴨(アイガモ)くんに除草してもらいます
 →生産性が悪いのは、合鴨が泳ぎまわれるように稲の間隔を広くしているのも理由の一つです

★肥料も一切不使用
 →化学肥料・たい肥なども含め一切の肥料を使わないので、有機農法とも違います
 →水と土と太陽の恵みのみでも十分育つと藤田さんは言います

・・・そうなんです。
藤田農園の田んぼに、ホタルやトンボが飛び、たくさんのツバメが舞うのは、まさしく自然農法の田んぼだったからなんです。

ただ、この自然農法の影の立役者である合鴨(アイガモ)くんですが、柵で囲ったりして藤田さんも野生動物から守ってあげているのですが、可哀そうなことにイタチなどにどうしても食べられてしまう・・・のだそうです。

なんと、毎年100羽以上が犠牲に・・・(泣)。

生産性が悪く、高コストになりながらも、藤田さんが自然農法による米づくりをされているのは、「自然に極力近い環境でお米を作りたいから」、また決して最高級で一番美味しいお米だとは言えませんが「皆さんに安心して美味しく食べてもらいたいから」、という想いだそうです。

また、藤田さんのお米には、「平成??年度 特別栽培稲作 栽培実績」という履歴表が同封されていますが、これはまさしく家づくりにおける「??邸 トレーサビリティー(流通履歴)」に他なりません。

農家と工務店、米づくりと家づくり、立場の違いはあっても、これらの信念に共感して、私もささやかながら応援させていただいている訳です。

藤田さんの合鴨米に同封されるお手紙にはこんな一文が添えられています。
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このお米を食していただくことにより、環境にやさしい農業にご協力いただいたことになります。
つきましては、カエルやトンボ、またツバメと共にお礼を申し上げます。
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当社お施主さんのみなさま、丹波で真面目にコツコツと栽培される藤田農園「合鴨米コシヒカリ」、引き続きご愛好お願い致します(笑)。

AKINOBU FUKUDA

※写真は雑草をついばむ合鴨たち(藤田農園提供)
Posted 09:54|No.969|福田明伸よりcomments(0)
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▼ 2008.10.29 Wednesday:『廃墟と迷想』
定休日の今日は、歯科治療の予約日。九時半からの予約に間に合うが、診察台で待つこと一時間。その時間を無駄にしないために『瞑想』から『迷走』へ。いやいや、手がけている設計のことや、スタッフの健康状態などに思いをめぐらそうとするが、今晩の酒の肴を空想し、趣味の練習走行のことなどに想いが及ぶ・・・。

『ダメ、ダメッ!』と雑念を振り払おうとすれば、
するほどに変なことを考えしまう。

午後から事務所にて設計作業。
一時間ほどすると突然の来訪者。
リフォーム相談の美しいご婦人が来所。
既存宅の図面を拝見して、いくつかのアイディアをお伝えした。

ここ最近、インターネットはもとより、
電話での問い合わせや突然の来訪者がある。
ありがたいことだ。

その後、日用品を買いに出かけた。
途中、以前から気になっていた新築廃墟?を
はじめて近くで見てきた。
施工業者か発注者が倒産したのか、方針が変わったのか・・・・・??工事がストップして、
恐らく数ヶ月は経ているだろうか。

事務所に戻り、3物件の設計方針を煮詰める。
また、来週に設計相談で
初めて来所される方の事前情報処理を進めた。

新築・リフォーム・リノベーション、
庭木の相談から土地トラブルまで多くの依頼が舞い込む。

一企業として、大小、楽しい依頼があることに感謝する。

明日は協力業者のKチームと懇親会。
帰宅時、ベンチに寝ないように注意しないと。
また、植え込みに突っ込まないように。
さらに、側溝に落ちないように帰宅したい。

建築熱中集団!!松岡グループ
http://www.matsuoka-archi.com
Posted 22:40|No.970|清水康弘よりcomments(0)
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honne
「つくり手の会」のメンバーです。「本当の家づくり」を本音で語ります。
(2016年2月2日撮影)