女性は素敵な声の男性に弱いです。
つくり手の会の皆様は、渋くて魅力的な声のかたばかりで、時折電話でお話させて頂くと、思わず興奮・・・いえ、緊張致します。
先日、社長のご配慮で、とあるセミナーに行かせて頂きました。
大変人気のある先生の講義のため、大きな会場はぎっしり満席。
講義内容は盛りだくさんで、先生の話術も素晴らしく、非常に勉強になりました。
ただ、この先生、発音がとっても個性的なのです。
2日間、気になって気になって仕方ありませんでした・・・。
「すぉ〜ではなくぅ〜、」 (正:「そうではなく、」)
「ぬわ〜いんですよおぅ〜」 (正:「ないんですよ。」)
変な鼻濁音を中途半端に効かせるのがお好きなのか?
英語がご堪能でそれをアピールすべく、英語の発音を無理矢理日本語に取り入れていらっしゃるのか?
私の想像(妄想?)は膨らむばかり。
きっと先生は、受講者を飽きさせないために、不本意ながらわざと奇妙な発音をなさっているのかもしれませんね。
そうだとしたら、ありがたいことです。感謝しなければなりません。
でも、この先生はとても人気があり、受講者への影響力は多大だと思われます。
「先生のようになりたい!」と思う受講者は、この奇妙な発音まで真似して、変な日本語を話す人が増加してしまうのではないかと心配で心配で夜も眠れません・・・。
ベストセラー「国家の品格」に、「英語をぺらぺら話す割には、母国語である日本語がきちんと話せない日本人は、外国人から安っぽく見られる」といったようなことが書かれてありました。
大勢の前でお話をなさる先生は、正しい日本語を使ってほしいと心から思います。
つくり手の会の皆様が、いつも素敵な声で丁寧にお話をなさるのは、きっと言葉を大切になさっているからですね。
そんな心意気が「本当の家づくり」にもつながっているのだと思っています。