・・・14人の住宅作家と建築屋が本音で語る家づくり・・・
 
▼ 2007.10.02 Tuesday:「Double-day[3]」
後日、私の携帯電話に見知らぬ着信履歴があり、留守電が残されていた。
 「double dayの薄井ですが、先日、アーコール社製のテーブルと椅子をお買い求め戴きありがとうございます。椅子の件でご相談がありますので後ほど再度お電話致します。」
 店で接客して戴いた時より丁重な雰囲気が、またトラウマを思い出させる。
 「何かあったに違いない。」
 「配送日がずれるのだろうか?」
 「先日はヌカ喜びだったのか?」
 「もしそうだとしたら、自分は何と人を見る目がないのだろう?」など・・・。

 勝手に想像していても仕方ないので、こちらから連絡をとり、詳しい要件を確認した。
 「選んで戴いたアーコール社製の椅子の1脚の足に、少しだけひびが入っておりました。すぐに本社のストックヤードに掛け合いましたところ、配送を予定している土曜日に別の三脚の椅子が届きますが、よろしければその中から気に入ったものを選ぶためにご来店戴けないでしょうか?」との旨の内容であった。
 「薄井さんのことを信頼しています。任せますので選んで戴いて結構です。」
 結局のところ、テーブルと椅子一脚は約束通りに、リカバリーした椅子一脚はオイルを塗って、その日の午後に薄井さん本人が届けてくれた。
 
夕方、高鼻の家に確認に行った私は義父から聞いた話で、またまた嬉しくなってしまった。と言うのも、薄井さんが午後に椅子を届けてくれた時に、「午前中の配送業者の対応は如何でしたか?手荒く扱ったり、床に傷を付けたりしませんでしたか?」と言いながら、何度も納入したテーブルと椅子の状態を確認していたと聞き及んだからだ。

 double dayという会社の社員教育が素晴らしいのか否か、それは定かではありません。ただ、最初にトラウマに思えた会社はマニュアル以下。
そして薄井さんはマニュアルを簡単に超えた次元で接客していました。一体その埋められない大きな差に何があるのでしょうか?
 私たちのような家づくりに携わる仕事はなおさら個人の咄嗟の判断や人への思いやりが大切です。そして何よりも家づくりが好き、仕事が好き、会社が好きで、建て主さんのことが好き。 そんな理想を具現化するのが、経営者としての私の責務です。そのことを、double dayという会社の薄井さんという好青年から改めて教えられました。
 
「また、大工をやりたくなったら、いつでも当社へお出でよ!」 と心の中で呟くのでした。

都会の暮らしに調和する住まいを創造する参創ハウテックのHPは
                      http://www.juutaku.co.jp/

Posted 16:34|No.300|清水康弘よりcomments(0)
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honne
「つくり手の会」のメンバーです。「本当の家づくり」を本音で語ります。
(2016年2月2日撮影)